headder

Blog

My small story of a day.日常のちまっとしたことを。

2021以降 2020 2019-2018 2017-2016 2015 2014



2024年4月10日:卒園、娘の誕生日、そして入学

あまりにこの日記の場所をおざなりにしてきてしまった。でも、あまりにこの1年が怒濤のように過ぎて行った、という事にしておく。主に子供の幼稚園関係のイベントやら用事、はたまた幼稚園のバレーボール部に入ったため、練習や試合、そして卒園アルバム係としての仕事などなど…。すっごく頑張った1年だった!そして、そのぶん思い出も多かったかな。
ただ、病気も多かったー、はぁー。幼稚園が少人数性でぎゅっと凝縮されているだけに、本当にあらゆる病気を一ヶ月とあけずに持ってきて、私もかかったり。家族全員が本当に安心出来る体調の時が2週間と続かないとか、疲れたなあ。(最近は何年ぶりかのぎっくり腰までやってしまった!)そんな体調でも、日々は過ぎて行くので、どうにか卒園までこぎ着けた。そして、同じ学年で真っ先に娘は誕生日を迎え、昨日は悪天候の中での入学式だった。入学おめでとう、私の大切なはなちゃん!
今年は大きな変化がこの後待っている。その変化については、また近くなったらここで書きたい。この数年の色々な変化が怒濤過ぎて、疲れ気味だけど、こんな私にお仕事を依頼してくれる方もいらっしゃるので、がんばります。欲しい!かわいい!と思ってもらえる作品を、いつも考えています。

2023年5月8日:両国 東京都復興記念館を訪ねる

今年もGWが終わってしまった。前半には、三島方面へ旅行へ行ったんだけど、後半は取り立てて予定が無かったのが、色々とつまっていって、結局毎日お出かけの忙しい休日となった。遊ぶのも疲れる。
その中で、印象に残ったのが、友人と行った東京両国、横綱超公園の中にある東京都復興記念館だ。その前に、葛飾北斎のミュージアムに行っていた。もちろん北斎は素晴らしい。ところが、そのあとに偶然見つけたこの記念館が、無料なのに内容の濃さに驚き。竹久夢二の戦争体験の絵日記まで見る事ができ、らっきーらっきー。この記念館、最初は関東大震災のあとの復興のために1931年に建てられた。その後、2度の大戦を経て展示の内容がどんどん深くなっている。東京都がどのように、復興のための町づくりを進めていったか、あの同潤会アパートの役割(各アパートメントの間取りなども展示)などが説明されていて、町の歴史や古い物に無限の関心を持っている私には、本当に実りある展示だった。展示の中には、町づくり計画の際に当時作られた古いジオラマなどもいくつかあり、今のジオラマに比べてセピアがかった色合いがまた古めかしくて美しい。戦争体験の大きな油絵は、本格的で圧巻だし、また何度でも訪れてみたいと感じた。横綱町公園は、この記念館の他にも慰霊碑などがあり、震災や戦争の記憶を忘れないためのものだが、特にこの時季は、新緑に覆われて広々とした空間がとても気持ちがよかった。北斎に比べて、すごく空いていて、のんびりと回る事が出来た。
時代を感じさせる貴重な建造物だが、面白かったのは、建物正面、エンタシス調の柱の上のガーゴイル。これが、誰かにそっくり!もっともっとアップじゃないと分からないかな?


2023年4月14日:こんなん出来ました

この約2ヶ月くらいかけて、ショップカードのご注文を頂いて久し振りに色々と作っていました。で、やはりこれが楽しい〜。もっともっとお仕事を!と思ったので、営業用にハガキを作成。本当な版画で作るのがベストだったんだけど、あんまり時間をかけたくないなと思ったので、今回は鉛筆画を元に、いつもの孔版印刷の業者さんに印刷してもらった。そうしたら、魔法みたい!こんなステキなハガキが出来ました。本当に、色ってマジックだなあと思う。孔版印刷は、シルクスクリーンのような手法でやるという事で、紙によって色が混じったり載るだけだったりするので、混色は難しい。本当は、赤系と青系の混色、綺麗な紫を期待していた場所も、そういう風にはならなくて、でもそれも面白い。これは、まさに版画の面白さと共通するものなのだ。もちろん、版画のプロフェッショナルなら、きちんと混色を分かった上で作っているんだろうけど、私の場合はいつも手探り。「こうきたか〜」という時も、表現の発見があって学ばされる。
ということで、カードはステキに出来上がっているので、本当に大切なのは、配って回る事。誰かの目に留まって、一人でも注文につながってくれれば嬉しい!


2023年2月23日:紙が欲しい!

先週は、だいぶ集中して版画の刷りをやっていた。それで、2種類の紙で試していたんだけど、ひとつの紙が、水溶性インクの多色刷りには向かないということがわかった。新潟で買い置きしていた紙が理想的だったので、同じ物を求めてついに念願の神保町、文房堂へ出かけた!本当に、新潟にいる時にどれだけこの瞬間を切望したか。ここにさえ来れば、版画の材料は何でも揃うぞ、という期待感。店に入ると、1階部分はだいぶ楽しい雑貨用品が揃っていた。のんびりとひとつひとつの商品を眺めたいくらいの楽しさ。ポストカードも、西洋画家の物から新しい作家物まで、階段の手摺にずらりと飾っている。本当に、2時間くらいのんびり過ごしたい!それで、すっかり版画用品を後回しにしていて、さて行くか、と紙を求めに行くと…。一番安い版画用紙が、一枚1500円くらいだと告げられた。え???私が新潟で買っていて、とても使い勝手の良かったものは、確か四つ切りサイズで数十円程度だったのに。それを告げると、「仕入れている問屋によるんですが、紙も値上げして、この紙も以前は400円くらいだったんですよ」と言われた。ちょっと、にわかには信じがたい。仕方なく、少し薄口の試し刷り用の版画用紙の一枚28円の物を数枚買って来たけど、28円の次が1500円って、ちょっと商品の仕入れ方に問題があるのじゃないかと、正直思った。だって、版画をしている人全てが、そんな本格的な紙ばかりを欲しがっているわけじゃないだろうに、もう少し中間の紙だって入れておくべきだ。う〜ん、悔しい…。天下の文房堂だと思っていたのに。とはいえ、ローラーも買えたし、良い色の色鉛筆もたくさん買えたし、まあいいか。紙の問題は解決してないけど…。すぐ近くの、地下に階段を下りて行く食堂で大盛りのランチを食べれたし。また行こう!


2023年2月14日:気がつけば新年バレンタインおめでとう…??

2023年最初の日記が、なんとバレンタインになってしまった。トホホ…。実はの、年末クリスマスにコロナにかかり(娘から始まり、私、夫と順々に)、なんと今日まで風邪症状の余韻が続いている。すごく辛いわけではないけど、娘も鼻水タレているし、私も切れないタンがずっと喉にくすぶっている。なんともはや!!おかげで、週末もぱ〜〜っとした気分で遊ぶ感じではなくて、まあ色々出かけているけれど、「今日は頭痛いな〜」とか不調を抱えつつの日々だ。
ところで、年末は全員体調悪い中、どうにかクリスマス、私の誕生日と年末を過ごした。お誕生日プレゼントももらいました!憧れのWinsor&Newtonのドローイングインクの、なんとコンプリートセット!!これは夢のよう。近くの文具店にはひとつとして無かったので、ついにネットで注文させてもらった。Made in Ukの文字も嬉しい。でも…、素晴らしい道具が手に入ったとはいえ、突然絵がうまくなるわけではないので、精進しないと…。ドローイングインクにふさわしいスタイルの絵を、今考えています。Meanwhile、多色刷りの版画をしている。今日も実は、彫りが全て終わったので、刷りの日!一色一色乗せるごとに、あーうまくいったとか、ちょっとずれたなとか、色が濃すぎたかもとか。最後の一版を乗せた後に、納得がいくかどうか。すごくスリリングでエキサイティングだ。


2022年12月20日:年末に思う事

気がつけば年末で、この日記もだいぶなおざりにされてきた感じがある。本当は、11月の水戸旅行の日記をしたためたんだけど、あまりに時間が経ってしまったのでアップせずに今日まで来てしまった。
今年の年末に思う事は、引っ越しのある年は大変だなあ、といこと。でも、過ぎてしまえばこんな風にまた呑気に暮らしている。7月の末に新潟から越して来て、都会の混み具合と夏の猛暑に体を壊し気味だった日々。夏休み真っ盛りだったので、娘と試行錯誤しながら、幼稚園探しも含めてどうにか越した夏、という印象がある。思い出すのは、土地勘の全くない場所で、真夏の昼間の真っ盛りに娘と歩きで幼稚園を探しに出たときの事。ネットの地図で場所を確かめていたはずなのに、全く辿り着かない上に、自転車では登れないような急な坂道まで出て来てしまい、汗だく、ついには娘が真っ赤な顔で立ち止まってしまい、おんぶで道を聞きながら、どうにか幼稚園まで辿り着いた。近くのコンビニに倒れ込むようにして駆け込み、慌てて娘にかき氷と塩分入りの飲み物を与えた。あの出来事は、多分一生忘れないと思う。結局その幼稚園は、送り迎えが難しいという事で、最後の1人で滑り込ませてもらった今の幼稚園に入った。入って暫くすると、娘が降園後に、お隣のグラウンドでお友達と遊びたいという。いってみると、「新潟から来た方ですよね」と、お母さんたちがどんどん話しかけてくれた。新潟では、お母さんたちと仲良くなるのにちょっと時間がかかった感じだったので、カルチャーショック。ここはアメリカか?というのお母さん方のフレンドリーさに、気持ちもほぐれた。行事の多い幼稚園で、9月に入って、運動会あり、ハロウィンあり、クリスマス発表会ありと、あれこれあって気がつけば年末、という感じだ。
今になってみると、引っ越して来たばかりのときの孤独感、右も左も分からないうわついた感覚は、どこかへ行ってしまったらしい。夫の実家が近い事も心強く、今では、とりあえずここに越して、良かったのかもしれない、と思っている。今年の年末は5年ぶりに大きな移動が無い。あれもこれもしてみたいな、ここにも行ってみたいと思いを巡らしているけど、さてどうなるかな。今、新潟は大雪で電話が止まったりと、だいぶ大変な様子だ。引きこもりの冬の日々を思い出すと、住む場所の違いで、ここまで生活が変わるんだな、という実感がある。今日の千葉は気持ちよく晴れている。娘の終業式の日。

2022年11月9日:指を大切に!

幼稚園のバレーボール部の練習に参加した。「実は中学の時ちょっと…」と言ったのがきっかけだ。思っていたよりハードな練習で、でも子供とのボール遊びとは全然違う、久し振りに本気でボールを打てたので、なにやらだいぶ楽しかった。でも、右手の親指の付け根を痛めてしまった〜。少しすれば治るや、と思っていたら、今日またざるの水気を必死で切っていた時に、痛めてしまった…。きき手の指を痛めるのって、けっこうやっかい。何をするにも手は使うわけだし。しかも、私は日中版画をしたい人なので、指は大切にしないとな、とつくづく感じた。バレーボールは諦める…か?
週末は、相変わらず自然と触れ合える環境を探す日々。新潟のような大自然は望めないけど、そこそこ楽しめそうな公園は見つけた。うっそうとした木々に囲まれた高台にあり、BBQ設備は何も無いんだけど、やって良いという事でたくさんのグループがテントを張ってプチキャンプをしている。いいな〜、BBQしたいな〜と、遠方に目をやると、スカイツリーと河原の景色。これはこれで嫌いじゃないな、と思った。そう言えば、越してから江戸川の土手にまだ出かけていない。次は土手でぼーっと寅さんの事でも考えようかな。


2022年9月16日:ついにあこがれの地、柴又へ

引っ越して来て、近場で楽しく過ごせる場所を日々探している。でも、今はまだ暑くて、なかなか重い腰があがらない〜。ところが、寅さんの柴又わりと近いのではないかと思い立ち、引っ越して来て初めて電車で家族で出かけてみた。新潟では電車に乗るのは、たまに新潟駅まで2駅乗るだけだったので、久し振りの改札にドキドキ。最寄りの駅は、踏切のすぐ近くがホームになっているという、線路自体が町に完全に溶け込んでいる昔ながらのもの。これが今度の最寄り駅かあ。電車に乗っている時間 15分ほどで、柴又に到着!寅さんのファンならたまらない、面影を完全に残す柴又駅のホーム。ホームには映画の様々なシーンの写真が飾られ、感慨無量になる。駅から出来ると、有名な寅さんと桜の銅像!駅の周りはわりに新しくなっていて、タリーズ珈琲なんかがあるんだけど、少し進むと赴きある昭和の商店街、帝釈天の参道がすぐ。参道は思っていたより長くて、団子屋さん、おもちゃ屋さん、煎餅屋さんなどが昔ながらの風情を残してしっかりと営業している。煎餅迷って結局買えなかったな…。佃煮屋さんもあったのに…。
まずは参道を通って帝釈天へ。境内でも寅さんの音楽がかかっていて、娘が「!」という感じで反応を示す。5円玉でお参りをしてから、奥にある庭園と、素晴らしい木彫りの彫刻を見る。そして楽しみにしていた寅さん記念館へ。ここまでで、娘は楽しいのか退屈なのかちょっとわからない表情。娘にとっての楽しいお出かけとは、アスレチックなどのある広い公園なので、今日は少し退屈なのかな…。こういう時はだましだましいくしかない。とにかく暑い中記念館に到着。ここでもまだ娘はなかなか歩を進めないけど、記念館の最初の部屋に入ると、壁一面にわくわくするようなオープニング映像が流しだされ、例の「チャ〜〜チャララララララララン♪」が流れると、楽しくなってきたようだ。よかった…。記念館内は、模型やジオラマ、映像や音楽をバラエティ豊かに駆使して、退屈させない作りになっていた。実際にここで撮影されたという「とらや」のセットは見事。映画の世界に入ったよう。嬉しいな〜♪全て見た後お昼を挟んで、娘の希望でまた一巡して帰ってきました。さすがに疲れたのか娘は帰りの電車で寝てしまったけど、乗車時間やく10分で最寄り駅に帰り着き、楽々寝ている娘を自転車に乗せて帰宅。憧れの柴又がこんなに近いなんて〜〜。住所は千葉県だけど、実質東京(の下町)に住んでいるようなもんだな〜なんて思ったりしてしまった。柴又観光で良かったのは、どこへ行っても混雑具合が適度だった事。これが浅草だとこうはいかないのかしら。


2022年9月4日:今年のクリスマス包装紙、出来ました!

去年も作りたかったけど、企画倒れになってしまっていた、クリスマスのラッピングペーパーを今年は作った。2019年に出したデザインは、なかなか良い売れ行きで、一緒に増刷を注文。いつも頼りっぱなしの大好きな孔版印刷のレトロ印刷さんに頼んだ。ところが…。あー、頼りすぎていて、料金が何度も改定されていた事に気がつかず、料金の合計を見て、「え??」となってしまった。慌てて、ついでに初めてレトロ印刷さんを利用した時(10年くらい前かな?)に送ってもらった料金表と比べてみると、WOW!!その時に比べて、なんと2000円くらい印刷料金が上がっている!間違いかな?間違いじゃないかな?ということで、一生懸命売っても、ますます儲けの出ないことになってきました。値上げをするか…、しないか…。最近なんでも値上げ値上げで、小麦粉とか油とか、身近に毎日使うような物の値段が上がっているけど、自分が商品の値上げをしなくてはいけないなんて。嫌だな〜。
ちなみに、今年のデザインは、切り紙細工で作ったデザインを元にしている。シルエットが面白い切り紙細工だけど、これにちょちょいとペンでイラストを加えて、愛嬌を出してみた。活躍に期待したい。


2022年8月28日:タマネギ染めをしてみた

あと少しで娘の夏休みも終わり。今年は引っ越しがあったので、夏の旅行もなく、なかなか夏休みらしい事をしてやれず…。しかもとても暑かったので、毎日おうちで出来る事は無いかと苦戦してます。なので、先週の事になるけどタマネギ染めをしてみた!染め物は前から気になっていた。でも、なんだか色々な工程があって大変なのかな、と思っていたけど、実は簡単!しかもとても綺麗に染まったので紹介します。
家庭にある物では、最も染まり易いのはタマネギの皮。調べた所では、タマネギの皮6個分などと書いてあるけど、うちは2個で十分。染める布は娘が赤ちゃんの時から使っていた白いガーゼ。これを、絞り染めにすることにした。輪ゴムでぐるぐる。私は輪っか模様にしたかったので、お団子をいくつか作った。横を見ると、娘は私と全然違う結び方。どうなるんだろう〜。ちなみに輪ゴムは、きつく結んだ方が模様がよく出るようだ。タマネギの皮を良〜く煮詰めると、あっというまに茶色い染め液が出来てきた。そこに輪ゴムでぐるぐるにしたガーゼを投入。すぐに茶色く染まる!でも、ここをそのまま20分ほど煮詰めて、火から下ろしてあら熱を取る。次が魔法みたい。予め用意した焼きみょうばん液(なすの漬け物に色を付ける時に使うもので、スーパーに売っている)を、この鍋の中に入れると、あっというまに液が鮮やかな黄色に!サフランみたい。これを少し漬けた後、数回水洗いして乾かしたら完成!娘のは、なみなみ模様になりました。面白かった〜。これを簡単に巾着にして、娘は今日もこれを持って出かけています。他にどんな物がよく染まるのかな。またやってみたい。


2022年8月21日:千葉にやってきました

千葉にやって来てはやひと月が経とうとしています。引っ越しの日は本当に暑かった〜〜。いや、その週と翌週があり得ないくらいの猛暑、酷暑で、関東はこれほどまでに暑いものかと、愕然とした気持ちだったけど、ひと月経つと落ち着いてきた。慣れてきたわけではなく、暑さが落ち着いてきたのだ。懐かしい蝉の声、毎朝毎夕。新潟ではあまり蝉にお目にかからなかったからね、なぜか。それでも、家の中をどうにか片付けないと、整えないと、という気持ちが張っていたのでしょう(あとは幼稚園探しと見学と〜)、どうにか元気に健康にやってこられた。
ところが、遊ぶ余裕が出てきた先週、夫が夏休みを取ったので船橋アンデルセン公園へ行った。広大な敷地に、テーマパークかのような素晴らしいしつらえの公園。水遊びや森の中のアスレチックなど、元気に遊んだ。この日の暑さは、まあまあだった。でも帰りの車で、どうやら熱中症になってしまい、しかもその後二日間ほど寝込んでしまうくらいの体調不良に…。疲れがどっと出るって言うのは、こういうことなんだな、と実感した。だって、7月中は新潟で夫がいない生活の中1人で引っ越し荷造りの毎日。色々手続きはあるし、新しい場所での色々な事もあって。引っ越し当日も、トラブル続きで精神的にもダメージ受けつつ、どうにか元気でやってきたから、そりゃあ疲れも出るでしょう。でも、どうにか回復した。早く通常営業に戻りたい。
新居の千葉県市川市は、ごちゃごちゃしているけどお父さんお母さん元気に自転車に子供乗せて走り回っている。これが一番印象的だった。新潟では、そんなに見なかった光景だから。すごいな、私も、この都会のごみごみの中で暮らすのだから、もっと強くなりたい、きっと強くなっていくんだろう、と思っている。
※アンデルセン公園オススメ!すごく楽しい。写真は一回転するロープのぼりのアスレチック!娘は楽しそうに何度もやっていたけど、体の重い大人の私でもできるかな…、次回やってみる。


2022年7月22日:引っ越します

前回の日記から約2ヶ月経ってしまいましたが、怒濤の日々を経て、遂にあさって、5年暮らした新潟から引っ越します。もちろん、今年の7月はさすがに免れない(コロナがあったとしても)とは分かっていたけど、本当にそうなると焦った。何を焦ったかって、いかに新潟の大好きな場所たちを味わい尽くすか。もちろん、行ってみたくてまだ行った事の無い場所も惜しいけど、やはり想い出のたくさんある場所に最後に行っておきたくて。特に7月に入ると、猛ラッシュをかけて週末は遊び回った。7/1に東京に行ってしまった夫を毎週末待ち受けては、新潟の夏を満喫する日々となりました。
それも今週末で終わり。ついに来たか…、という気分。どちらがいいんだろう、たくさんの想い出を記憶の引き出しから引っ張りだして感傷に浸るのと、引っ越しのてんやわんやで、気がつけば全てが済んでしまっているのと。辛い想いをするくらいなら、忙しさにかまけて時が解決してくれる先までタイムスリップ出来れば良い。でもひとつここに書き記したいのは、2年前には想像もしていなかった最後になったなあ、ということ。つまり、たくさんの人に見送られて、惜しんでもらって去る事になったことだ。わざわざ家までお別れを言うために足を運んでくれた人もいた、最後にお別れランチに集まってくれたお友達、幼稚園の最後の日に、私と娘を最後まで見送ってくれた人たち、引っ越し作業中に娘を預かってくれた人。そういった全ての人たちの優しさや気持ちを思い出したとき、私の感情は最高潮に爆発寸前になる。やはりこの時しかない自分の感情に、しっかり向き合わないともったいないのかもしれない。
全てが私本意のこの場所だから書ける素直な気持ち、新潟はどれだけ私を掴んで離さないいんだろう、というのが本音だ。大好きな場所、景色、食べ物、日本海に沈む夕日、さらさらの雪、たくさんの優しい人たち(そしてかわいい子供たち。I am gonna miss you all!!)ー。私と夫、そして娘を育ててくれてありがとう。また会う日まで。


2022年5月30日:バラの越後丘陵公園と、近況報告

長岡の越後丘陵公園は、つい今月の頭に両親親戚と行ったとこだけど、バラ祭が今週始まったので週末に遊びに行った。新潟市からは車で1時間ほど走るけど、ここは来るたびに「いいなあ」と改めて思わされる。その中でも、この公園の真骨頂はやはり広大な敷地に咲き誇るバラ園!これでも五分咲きというところは、さすがのプライドだ。本当に、全ての株が、一番の瞬間を狙い撃ちして育てられているかのような完璧な美しさ。それが見ても見ても尽きない広さの中で展開しているのだから、目がぐるぐる回っちゃう。あたり中に香りも充満している。でも娘は鼻をつまんで「はなちゃんこのにおいいにがて。はやくいきたい」…。心残りだけど、遊びももちろん兼ねて来ているので、バラ見物もそこそこに遊具広場へ。ここは、大型遊具が充実しているだけじゃなく、外周をぐるりと回れる変形自転車が面白い。今回はクラシックカースタイルの、四人乗りに家族で乗り込んでのんびりと景色を眺めながらこいだ。奥の方にはポプラの並木が揺れる丘陵も広がっていて、いつもあそこまで行きたいと思うのに、辿り着かない。冬にはクロスカントリーが出来る林間コースもあるんだから、本当に広大な公園だ。お天気は最高で、木陰はすごく涼しい。こんな気候が長く続けばいいのに…。
もうひとつのお気に入りは、ここの音楽噴水。特にスターウォーズが始まると、いつも立ち止まって聞き入ってしまう。いい曲選ぶよなあ。音楽噴水の奥の方には、夏用の水遊び広場もあって、絶対にもう一度は来たい!
…というのが、転勤が決まりまして、7月には新潟を去る事に決まりました。こうなると、毎週末のお出かけが本当に貴重な物になってくる。6月半ばに入ればきっと引っ越し準備で大変になってくるので、遊べるのは今のうち。でも、7月の水遊びが始まったら、また絶対に丘陵公園に娘を連れてきたい。この日本一の公園のそばに住めたら最高、例え1年の半分は雪に埋もれていても。


2022年4月23日:花の町、五泉

先週末、新潟に5年住んでいて初めて、五泉のチューリップ祭に行って来た。もちろん、五泉方面には大好きな植物園があるので何度も近くまで行ったことはあるんだけど、きちんと行ったのは初めて。五泉は日本で一番のチューリップの栽培地だという。行くと、観光用の畑ではなくて、本当に出荷用のお百姓さんのお花畑を、出荷前に解放している、という感じの場所に、色とりどりのチューリップがそれはまあ見事に咲き誇っていて、わくわくした。一生懸命目に焼き付けようとするけど、すぐに忘れてしまうので、パシャパシャとカメラに収めた。遠くには山脈を望み、農家の家々が立ち並び、本当にのどかな場所だ。来る途中、見慣れた信濃川から阿賀野川の流れに変わると、同じ川でも違う趣を見せ始める。川ぎりぎりに茂る黄緑の木々が目に優しく、まさに春色だ。この阿賀野川の流れが実は大好きだ。
お昼時になり、せっかくなので五泉の駅前まで車を飛ばした。すると、新潟市にはあまり見られないようなレトロな町並みが広がっていた。ひなびた商店街の家ひとつひとつが宝物みたい!商店の看板や窓の形、窓ガラスに貼られたポスターやライト、そして鉢植えはもちろんチューリップ!のどかな昭和の町がきちんと残っていました。住み易そうだな〜。五泉の町を歩き回ってパシャパシャしたい…。新潟名物鶏の半身揚げの有名なお店に行ってみると、外まで行列していたので恐れをなして、近くのたこ焼きたこちゃんに行ってみた。(写真の建物ではありません)ここは見逃してしまいそうなくらい普通の古い平屋の日本家屋で、テイクアウトの他に畳の部屋があり、そこでのんびり出来たてを食べられる。目の前の窓の外に農家風の家の庭があり、たんぽぽやチョウチョを眺めながらリラックスできる。とろとろたこ焼きおいしかった〜。
旅番組を見ていると、海外の人たちが「この町が一番好き」とか「本当に良い所よ」と言っていて、いつも羨ましさを感じていた。関東に住んでいた時は、正直ほとんどそんな風に感じた事が無く、「へぇ〜うらやましい」という気持ちでテレビを見ていたけど、新潟に住み、いいなあと思う事がたくさん。今回五泉を訪ねてみて、住んでみてもいいかも、と思った。子供が小さい時にこの新潟で5年過ごす事が出来て、幸せだったなあ、と改めて思う。
追記:このあいだまで、新潟の冬のジメジメにうんざりで、もう新潟いい!と思っていたような…。


2022年4月14日:娘が5歳になりました

4月で娘が5歳になった。早いものだなあ…。でもまだ幼稚園が2年あると思うと、少しホッと。お誕生日の記念に、上越高田の名物、高田城址公園の桜見物もかねて、富山県ぎりぎりの境にある親不知への旅を計画した。親不知海岸では、もしかしたらヒスイの原石が見つかるかもしれないという話を聞いて、石ころの好きな娘が喜ぶかもしれないと旅の目的地にしたのだ。旅の事を少しずつ調べて行くに連れて、石拾いだけでなく、親不知は昔から交通の難所として有名であった事を知った。かの松尾芭蕉が歌に詠んでいたり、浮世絵にもその険しい海岸線が描かれているようで。事前に地図で宿のある場所を調べた時に気づいたけど、周りに商業施設無し!もう、このホテルしかありません、みたいな場所だ。期待が高まる!
行ってみると、確かに海沿いぎりぎりの崖に蛇行した道がくねくね、これを結構なスピードで走るので、怖いなあ!車が海に飛び出さないためなのか、道はコンクリートの橋のような物で覆われていて、そのすき間から海が見え隠れする。この光景を、海側から見てみたい、と思った。その道を抜けて前方にトンネルが見えてきたとき、右手の崖に沿うようにして宿泊するホテルが建っていた。今まで、子供が小さいため旅行の時は安心して宿泊出来るホテルを選んで来たけど、今回はだいぶ年季のある旧式のホテル。季節もあってカメムシも廊下に沢山いたりで…少しハラハラしたけど、このスリルが旅らしくて楽しい。娘も楽しんでいたようだ。廃線になったレンガトンネルを見に行くため、1人で急な階段を海岸まで下りて行った。こんな海沿いの崖っぷちに、貨物用の線路が走っていたなんて、ロマンを感じる。レンガって丈夫なんだなあ、まだしっかりとしていた上に、遥か遠くの出口の光が見えたけど、中が真っ暗なのであちらまで抜けるのは諦めた。もう一生来ないだろうから、行っておけば良かったか…。ところで、石拾いは思った以上に大人も熱中できた。大小さまざまな石がゴロゴロしていて、水に濡れたところは、どの石も宝石みたいにきれい。これもこれもと袋に入れていたら、しまいに袋が破けてしまった。帰り方向の高田城址公園では、桜が満開であっただけでなく、ブルーインパルスの飛行ショーもあり、人出が爆発していた。これが本当にコロナ禍であろうか…、ちょっと落ち着かなかったな。写真もあまり撮れなかったので、桜の写真は昨日行った新潟のスポーツ公園のもの。新潟にこんなに素晴らしい桜の名所があるのに、わざわざ高田まで行っちゃったな〜。


2022年3月9日:ディケンズの荒涼館を読み終えて

この一ヶ月くらいかけて、チャールズ ディケンズの荒涼館の全4冊を読み終えた。一冊が約450ページくらいあるので、これくらいのスピードは一般的にはどんな物か。ただ、私にとっては思っていたより早く読み終えたと感じている。夜ベッドに入って、眠っている娘の脇でランプの暗い明かりでこれを読むのが楽しみな毎日だった。つまり、すっかりはまってしまったという事。正直、ディケンズの本を読むのはこれが初めて。例えばクリスマスキャロルとか、オリバーツイストとか、もう少し一般的な書があるけれど、初めてにして長い荒涼館を読もうと思ったのは、実はイギリス制作のドラマを見た事があったからだ。ドラマにはそこまではまったわけではないけど、なんとなく、一体この世界はなんなんだろう、一体何について描かれている物語りなのだろうと、心に残っていた。本は、当然ドラマ以上。一文一文をとても大切に書いている事が分かる。読んでいて、ここまで世界観を感じられたり、光景や空気、騒々しさや静けさなどを頭のなかで再現出来る文章がすごい。特に面白いのは、私が殊に興味を持っている、19世紀ロンドンの情景描写だ。ディケンズは、当時のロンドンの町中を歩き回り、様々な生業、生活、特に貧しい人たちの生活をたくさん記録した。なので、当時のロンドンを知り尽くした部分で、これだけ豊かな表現が出来たんだと思うし、その書を読む事で、こちらは昔を旅する事が出来る。昔の本だし、読みにくいのかな、すぐ挫折するかな、と思っていたけれど、その物語りの展開の面白さや魅力的な登場人物たちに心引かれて、どんどんと読み進める事が出来た。やはり読書はいい!
読書つながりで、またどんどん版画のしおりを作っている日々です。今回はおとぎ話をモチーフにした多色刷りのものです。自分が本が好きなので、本関係のアイテムを増やしたいと思っています。


2022年2月20日:冷たい雨

今年は、二十四節気などが書かれている歳時記カレンダーを使っている。それによると、今日は「暖かな雨に、土が潤い活気づく頃」という事だけど、新潟はまだまだ。今日も朝からどんより暗い空、冷たい雨が時おりみぞれに変わったりしている。毎日にたような日々が過ぎて行くけど、その中にも少しずつ変化がある。娘の学年最後の発表会の日は雪。こっそりとそりで幼稚園まで娘を送ったりしているんだけど、それも良い想い出になった。それでも気温が随分高くなったのか、次の日には積もった雪はシャーベット状に。多少は季節が変わってきているのか。
今作っているのは、おとぎ話をモチーフにしたしおり。と言っても、絵柄はとてもシンプルで、ゴム版画の3色刷り。紐は、やはり心躍る物にしたくて、布で手づくり。次はどのおとぎ話をモチーフにしようかと、考えると楽しい。昨年から友人に頼まれていた看板は、すごく楽しい作業だった。木に彫ったり着色するのは、なんだか爽快だ。終わってしまって寂しい気持ち。私の場合は主婦業の合間にこういう事を出来るだけなので、もしがっつり作業に没頭出来たなら、もっと凝った作品を考えて、作りたいなあ、と思う。反面、ちょこっとした作品を日々カタチに出来る毎日も、それで楽しい。


2022年1月21日:おやさいはんが

新潟は、雪降ってます!実のところ、昨日はソリで娘を幼稚園へ連れて行った。近所の道路は交通量が少ないので、特に朝は雪が道路に十分にある。なので、ソリでも安全なんだけど、念のため幼稚園には見つからないように、電柱の陰に隠してお迎えにも行った。でも、ソリで行けるならまだいい。これが吹雪いていて気温がマイナスだと、さすがにソリだと凍えてしまう。今日は、幸運にも夫が車で連れて行ってくれた。来週はどうなるのか…。
昨年中に作り終えていた、おやさいはんが、やっと陽が出ている日中に写真を撮れた。木版画の色の重なりは、刷るたびに違う表情を見せてくれたりで楽しい。完璧な仕上がりではないけれど…、まあまあ気に入っている!これを、本当はキッチンタオルに印刷出来ればすごくうれしいんだけど、コストがすごくかかりそうなので、多分ポストカードにする予定。今年もこんな風に、自分のやってみたい、見てみたいものにお金を使って、結局いつもプラマイ0になる〜。


2022年1月5日:新年明けましておめでとうございます

昨年12月の29日に横浜へ帰省し、新年3 日に新潟へ帰ってきた。今回は長めで、約6日間横浜に滞在したので、毎日晴天の日々を楽しむ事が出来たけれど、新潟に帰って来てからの反動がひどい…。今日はまだ午後になって晴れ間が見えて屋根の雪も溶けてきたけれど、なのに雪が舞っているという天気…。新潟5回目の冬なのに、慣れない、というか、そろそろうんざりしてきた。毎日の窓の結露ふきは終わりが無いし、暗くてじめじめの冬…。横浜のからりとした晴れの冬とは大違い。気分にも影響が出るわ。大人がこんなだから、子供だって同じはず。今回横浜を出る時の、娘の涙には本当に切なくなった。コロナのせいもあって、1年ぶりに会えた親戚やおじいちゃんおばあちゃん。近くに住んでいれば、もっと頻繁に合えるような生活が出来たのに…。もちろん、仕方の無い事だしもう5年頑張ったのだから今更言う事ではないけれど、正直かわいそうな事しちゃったのかなあ、と思ってしまう。ただ、新潟ならではののびのびとした遊びは色々と出来たと思う。大きな公園は選び放題にあるし、少し車で走れば田園地帯。雪遊びも毎年楽しめたし。
なんだか新年から振り返りモードだけど、5年ともなると、もう転勤も近いはず。なので、ぐちぐち文句言わないで、新潟ならではの楽しい事をどんどんやっていくつもり!娘もあさってからの幼稚園を楽しみにしているようだし、親もグレイスカイにめげずに頑張ります。